うつの影響
自慢じゃないけど、絵はそれなりに描けたほうだった。漫画の模写からはじめて、オリジナルの絵柄も見つけられそうだった。
文章やアイデアもあったし、まとめられなくて混乱することもあった。
将来はなんとなく、漫画家かイラストレーターになりたいと思っていた…
それがなんだSSRIを服用して15年は経っているが一向に低空飛行気分から抜け出せないでいる。
沈みこんでいる間は絵なんかかく余裕すらなかった。起き上がれなくて、ひたすら寝て寝て寝まくって、死にたい消えたい殺してくれと思い続けていた。
多少楽になってシャーペンを手に取って描く
人物の輪郭、目の線の流れ、鼻の形、髪は…どうやったんだっけな。
顔のパーツも骨格もめちゃくちゃな落書きがあった。
私のアイデンティティが崩れた。もう私には無理なのか。
今スケッチブックには、私の描いた平坦で抑揚のないの顔、テンプレートのような髪をしたキャラの絵が並んでいる。
そこから抜け出せんのだ。スランプとは何か違う。
「感」じるものが真っ平らに思えている。
私は昔に戻りたい。